夫と「親友のような関係」だと夫婦間は上手くいく? “対等”でいるために大切なこと【山内マリコインタビューvol.2】

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転職したり結婚したり、妊娠したり……周りがどんどん変わっていって、つい焦りがちなアラサー世代。他と比べる必要なんてないのに、なんだか取り残された気がしてしまう人も多いだろう。そんな20代後半から30代にかけて、息苦しさを抱えている女性にぜひ見てほしい映画、『あのこは貴族』が2月26日(金)より公開された。映画公開を記念して、原作者・山内マリコさんへのインタビューが実現! 第一回目ではご自身の婚活や“婚活疲れ女子”へ伝えたいことなどについて伺ったが、今回は結婚に至るまで、そして家事分担について。実は、ものすごく結婚願望はあったものの、いざとなると「わざわざ籍を入れることは必要?」という思いで揺れ動くようになったという山内さん。そこから入籍へ踏み切った理由とは……?\これまでのインタビューはこちら/【vol.1】アラサーのあの頃は結婚に焦り、切羽詰まっていた――40歳を迎えた今だからこそ“婚活女子”に伝えておきたいこと結婚に踏み切ることができた、ジェーン・スーさんの“ある指摘”――山内さんは29歳のとき、大学の同級生である今の旦那さんと再会し、34歳で結婚されたんですよね。必死に婚活して結婚に焦っていたはずなのに、出会ってから結婚まで5年近くの年月がありますが……何か理由はあったのでしょうか?山内マリコさん(以下、山内) 結婚したいしたいと大騒ぎしつつ、いざ恋人が見つかったら、お互いまだまだ子供で(笑)。経済的にも精神的にも、結婚のレベルには達していなかったんです。そもそも私は、小説家になりたくて東京に出てきて、親のスネをかじっている文学的ニートみたいな状態でした。でもその立場に自分でも耐えられなくなってきていて、結婚に逃げたい気持ちもあって焦っていたのですが、いざ彼氏ができて、結婚を考えてるのか聞いたら、「現状のあなたとは結婚なんかできない」とはっきり言われて(笑)。――それはなんとも直球ですね……。山内 もしあのとき、あっさり結婚できていたら、小説家の道は消えていたと思います。結婚したいしたいと焦りながら、結婚が、自分の夢とトレードされてしまうものだとは気づいていませんでした。彼氏がいることで少し落ち着きを取り戻して(笑)、執筆に打ち込んだのですが、デビューできずくすぶっている最中に東日本大震災が起きて。それを機にとりあえず一緒に住むことにしました。それから1年後に作家デビュー。仕事に追われ、やっと経済的に自立できる程度になったのが、33歳くらい。でもそうすると今度は、別に結婚にこだわらなくてもいい気がして、「結婚したほうがいいのかなぁ? なんかメリットあんのかなぁ?」と悩みはじめ……。――結婚に対するモチベーションというか、考え方が変化していたんですね。山内 そしたらある日、雑誌の対談企画で「山内さん、誰か会いたい人はいますか?」と聞かれて。私は、ラジオ番組『相談は踊る』(現在は『生活は踊る』)が大好きだったので、ジェーン・スーさんに会いたい! と即答。“未婚のプロ”を自称するスーさんに、結婚するべきか否か、相談しに行きました。――そうだったんですね!山内 結婚にあこがれる気持ちはあるものの、結婚に対する不信感が拭えないんです、というお話をしました。恋愛感情を担保にした関係性で一生を決める契約を交わすなんて、信用できないんですと。私は恋愛至上主義ではなく、女同士の友情至上主義者だから……みたいなことも話して。するとスーさんが、「話を聞いていたら、今の彼氏はアナタにとって親友も同然だから、結婚してもいいんじゃない?」と。そのとき、パーッと霧が晴れたような気がしましたね。ad――というと?山内 結婚って、基本的には恋愛をベースにした関係性だと思い込んでいたんです。恋愛関係がいかに脆いものかは、30年の人生経験で知っているので(笑)、やっぱり怖くて。でもスーさんの一言で、友情をベースにした結婚もアリなんだと気がついたんです。たしかスーさんが、欧米ではパートナーのことを紹介するとき、「ベストフレンドです」って言ったりするよと教えてくれて。ああ、私が安心して「したい!」と思える結婚は、相手とベストフレンドになれる結婚だー!と、一気に解決しました。スーさんのひと言で(笑)。――適確なアドバイスですね……! 愛はいずれ冷めるかもしれないけど、友情なら愛より信頼できる感じはたしかにありますね。山内 そうなんです。自分は偏った、すごく狭い範囲内での結婚しかイメージできてなかったんだと思いました。スーさんのそのひと言が、私の結婚に対する考え方をアップデートさせてくれましたね。今年で結婚7年になりますが、夫と肩を組んで、「俺たちマブダチ」みたいな感じで暮らしてます(笑)。――素敵なご関係ですね。山内 もちろんこれが結婚の正解ということではなく、す

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