小島慶子「新・結婚相手の条件」―婚活は、離婚を視野に入れてするべし!【令和女子のための新・教養】

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オトナになるって楽しい!小島慶子の令和女子のための新・教養【Vol.10】婚活は、離婚を視野に入れてするべし。もし離婚しても、ちゃんと子どもの養育費を支払いそうな人と結婚しましょう。20年間、まとまった額を、きっちりと支払うだけの経済力と責任感のある人と。日本の離婚率は今や35%という高さなのだから、それを前提に伴侶を選ぶのが賢明です。別れるかもしれないような人と結婚するわけないじゃん! と思うかもしれないけど、結婚前から離婚することがわかっていた人なんていないのですよ。みんな、一生そばにいたいと思ってアツアツで一緒になる。でも人は生きていれば変わるのです。昔の自分を思い出してみてください。ありえない服を着て、ありえない男と付き合っていませんでしたか? 夫婦だって、3年も経てば結婚当時とは全く違うカップルになってしまうことがありえるのです。それでもうまくいく相手ならめでたしめでたしですが、うまくいかないなら別れるのもあり。しかしその時に、日本では女性がものすごく割を食う構造になっているのです。まず収入が女性の方が少ない。平均して男性の3分の2ほどしか稼げませんから、別れれば当然、生活は苦しくなります。結婚したから家事優先でと仕事を減らしていたり辞めていたりしたら尚更です。健康保険料や年金の掛け金も、夫に扶養されていた時よりも当然、負担が増します。つまり「結婚したら家庭に入ってね」という考えの男性と結婚すると、離婚した途端に、女性は弱い立場に追いやられてしまうのです。adそもそも、稼ぎのいい男性を捕まえないと女性の生活が安定しないというのは、経済的な男女格差が大きいから。世の中に「女は困ったら男に養って貰えばいいし、いざとなったら体で稼げばいい」というような前提がある限り、女性の賃金は低くおさえられ、自立支援も行き届きません。離婚するのは我慢が足りないからで、自己責任だとする風潮も。女はどんなつらい結婚にも、どんなひどい夫にも耐えろと? そんなのおかしいですよね。男性はそうは言われないのに。子どもがいると、さらに深刻です。2016年の厚生労働省の調査では、養育費の支払いを受けている母子家庭はたったの24.3%。調停や裁判で取り決めがあっても支払われないケースもあり、収入の差し押さえを試みても難しい。ただでさえ女性一人の収入でやっていかなければならないのに、養育費ももらえずに子育てしなくてはならないのです。もし子どもが発熱したら? 自分が体調を崩したら? 考えただけでもつらいですよね。ad1「結婚するときに離婚について考える」とはおよそ142万世帯の一人親家庭のほとんどが母子家庭で、平均的な就労収入は200万円ほど。半数以上が相対的貧困の状態にあります。結婚しているときはごく普通の生活だったのに、離婚した途端に貧困に陥りかねないのが、日本の女性の置かれている立場です。「離婚を前提に結婚を」というのは、そういうリスクを考えておく必要があるということ。でも、そもそも女性が一人で安心して生きていけない社会が間違っているのです。今、コロナ危機で食べるものにも困る人が増えています。その中にはシングルマザーがたくさんいます。女性と子どもの貧困は目に見えにくいけれど、すぐ近くにある現実です。自分だったかもしれない誰かが追い詰められています。それをなんとかしたいと、このほど仲間と一緒に、困っている女性と子どもを支援する団体を集めた寄付サイトを作りました。「ひとりじゃないよプロジェクト(HPはこちら)」、私のTwitterにもリンクがあります。生活に困っているシングルマザーと子ども、虐待などで居場所のない若い女性に対して、食料支援や学習支援、シェルター支援、心のつながりの支援などを提供しているNPOが掲載されています。もし、あなたが今困っていないのなら、無理のない範囲でぜひ寄付を。寄付は、人助けをしている人や困っている人たちに「あなたのことを思っているよ」と伝える手段です。少しの額でも大きな力になります。誰も置き去りにしない社会に。安心して助けを求められる世の中にしたいです。SHOP小島慶子こじまけいこ・タレント、エッセイスト。東京大学大学院情報学環客員研究員。ふたりの男の子のママ。オーストラリアのパースに住み、日本と行き来しながらお仕事中。最新刊に『「もしかしてVERY失格!?」完結編 曼荼羅家族』(光文社)。【小島慶子の令和女子のための新・教養】記事一覧はコチラから!-クレジット-文/小島慶子 イラスト/MASAMI ※再構成 with online編集部ad1元のページを表示 ≫関連する記事小島慶子「AFTERコロナ」ー自らの命と生活を守るために。私たち女性がとるべき行動は【令和女子のための新・教養】小島慶子「キャラがない」ーキャラ立ちを目指

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